QUALITY

近年ベッドリネンの品質指標となっているスレッドカウント。

スレッドカウントとは生地1インチ(2.54cm)四方に織り込まれている糸の総本数のことで、 数値が高いほど、密度が高くなり光沢も増し、しっかりとした丈夫な生地になります。

一方で数値が低くなると軽く柔らかな生地に仕上がります。 しかし必ずしもスレッドカウントのみでベッドリネンの品質が決まるわけではありません。

ジョージジェンセンダマスクでは、品質基準として、6つのパラメーターを設定しています。

1.繊維の品質

ジョージジェンセンダマスクは製品の大部分に最高級品質であるエジプト綿を使用しています。

また、リネンは持続可能な繊維原料であり、耐久性、抗菌性、断熱性、吸水性に優れ、夏には体の冷却効果があります。

2.糸の品質

生地に使われる糸には純粋な1本の糸から成る単糸と、2本の糸が撚り合わされて1本の糸になる双糸があり、 さらに複数の糸が撚られれば、スレッドカウントの数値は高くなります。

ジョージジェンセンダマスクのベッドリネンは全て単糸(シングルヤーン)のみを使用していますが、それは主に最高品質のエジプト綿だからこそ実現可能なのです。

3.染色

ジョージジェンセンダマスクの製品は主に先染めという手法で染色されています。

この染色法は、色持ちが良く、洗濯による耐久性を最大限に高めることができます。

また、先染めではさまざまな色を使うことができるため、デザインにコントラストが生まれます。

染色工程では、染料の量、温度、圧力、時間の比率を慎重に調整し、 60℃までの水や、200℃までのアイロンの熱への耐久性、 色と光の堅牢度について厳しい条件を設定しています。

4.製織の原則

織物は、縦糸と横糸の異なる2本の糸を交差させて織り上げられる生地のことです。

ダマスクでは織機とジャカード織の技法を使って製織しており、 織機ではチェックやストライプなどのシンプルな柄、ジャカード織はテーブルクロスなどでおなじみの洗練された柄や模様を表現することができます。

デザインを引き立てるため、製品に応じて平織り、綾織り、朱子織りの3種類の織り方を使い分け、最適な製品に仕上げています。

5.仕上げ/光沢処理

ジョージジェンセンダマスクでは、綿製品の仕上げとしてマーセライズ加工を施しています。

マーセライズ加工とは、シルキー加工の一種で、綿糸または綿布にシルクのような光沢を持たせる加工です。 この処理により、滑らかで光沢があり、より丈夫で汚れにくい繊維になります。

6.スレッドカウント

したがって、真の品質の良さは1インチあたりの糸の数ではなく、綿と織物そのものの品質で決まるのです。

SYMBOL

1920年代初頭、Kolding の建築家であるC.Svane により、 2羽のウィービングバードが逆さになった壺の上に向かい合って座っている、最初のロゴがデザインされました。 その後建築家のクヌード・V・エンゲルハルトによって書き直され、現在のロゴが生まれました。 2羽の鳥が巣の横に配置されているのは、若いカップルが巣を作る様子を象徴しており、 巣から伸びた葉はGeorg JensenのGとJの文字を形作っています。 また右にあしらわれた小さなハートは、クヌード・V・エンゲルハルトのサインであり、 同時に美しいシンボル的な価値を持っています。