About ICHENDORF MILANO
100年間変わらず目指す真の美の追求
イッケンドルフ社の歴史は、20世紀初頭にケルン近郊の小さな町、クアドラート・イッケンドルフから始まりました。
そこでは、多くの釉薬職人たちが、シリカを含む様々な物質の混合物を使用し、当時の洗練された趣味嗜好に合うようなオブジェを形作るべく活動していました。 貴重な装飾品によって定義されてきたそれまでのスタイルに、ある時変革が起こります。
斬新かつ人気があり親しみやすいデザインを限りなく追求するために、それまでのフォルムや装飾を廃止し、
モダンなデザインの創造に取り組みます。
1990年、アーティストとデザイナーが集う創造的な場所、ミラノにイッケンドルフ・スタイル・センターが設立されたのです。
アーティストとデザイナーが素材の真髄に触れ、その無限の可能性を引き出すこと。
常に歴史と熟練した職人の専門技術を尊重しながら、細部への絶え間ない探求を続け、 素材と創造に対する好奇心は、モダンな装飾と伝統的な素材の相乗効果を生み出してきました。
そうやって長い時間と緻密な作業によって生み出されたイッケンドルフ・ミラノのプロダクトは、 時を経ても長く愛用できる耐久性と持続性を保証しています。
使用される素材は、2019年に導入されたストーンウェアから、伝統的なガラス、クリスタル、ホウケイ酸ガラスまで、古代の知識に導かれた工程を経ています。
伝統と革新の出会いと絶え間ない交流は、常に純粋な美の追求を目指し、すべてのプロダクトに生命を吹き込んでいます。 最新のコレクションでは、繊細さ、エレガンス、輝きを私たちの生活の中に溶け込ませるような製品を見ることが出来ます。
なぜ、ICHENDORF MILANOは目を引くのか ―。
イッケンドルフ・ミラノの商品の多くはハンドメイドで作られています。
この時代にあえてハンドメイドに拘る理由はとてもシンプルで、『ハンドメイドで無ければ作れないから。』
デザイナーの描いた形状を忠実に再現するのは、機械だけでは非常に困難です。
長年の知識と経験から、ICHENDORF MILANOにはそのプロダクトのデザイン性の高さのみならず、
デザイナーの秘めたる想いを形にする技術があり、作り手が変わろうとも、その秘伝は今も脈々と受け継がれているのです。
また、彼らデザイナーの生み出すデザインは単にプロダクトとしてではなく、使う人の喜びが根底となっており、創業から現代、そして、これから先の未来において、その想いはICHENDORF MILANOの商品を通して紡がれているのです。
Designers
イッケンドルフミラノのプロダクトは様々な実力派デザイナーによりデザインされており、
日本人デザイナーや、日本とイタリアに拠点を置くデザインスタジオにより手がけられた作品も多くあります。
また日本文化からインスピレーションを受けた作品も多く、親しみやすいシェイプや名前を持つのも特徴です。
Denis Guidone
東京とミラノを行き来しながら、活動する。
日本の茶道や生け花からインスピレーションを受けたHANAMI, CHA NO YUなどの作品を手がける。
Design : CHA NO YU, TIMES
Misto-o
日本人デザイナー池内野有氏とイタリア人デザイナーTommaso Nani氏によるデザインユニット。
ミラノと東京の2拠点で活動している。異なる意味やシンボルの出会いと融合が、彼らの哲学の中心にある。
Design : TUTU, BOUQUET VASE, PENGUIN
Tsukada Goto
1981年東京出身。 現在はミラノに拠点を置き活動する。
常に素材への探求心を持ち研究を重ね、素材の特性を生かしたデザインを得意とする。
Design : TRANSIT
Marco Sironi
建設業界、ヨットデザイン、ガラス・家具デザインの経験を持つ。
技術、専門知識、芸術を意味する「テクニクス」に基づくプロジェクトを手掛ける建築家でもある。
Design : PIUMA, VENEZIA, CILINDRO